about

 

廃業予定だった今治の老舗タオル会社を事業継承。

私たちは後継者がおらず廃業を決められていた90年続くタオル会社を、
6年前に引き継ぎ、出来た古くて新しい会社です。

私たちにできることは、お客様の心に届くタオルをつくること。
本当に自分たちが使いたいタオル、
ほしいタオルをとことん追求してつくること。

弊社には最新の設備も高速織機もありません。
でも、長年大切に使い続けられてきた古い織機と、
熟練の職人さんの技があります。

こだわって選び抜いた糸を、
世界最高クラスの技術を誇る今治の熟練の職人が
我が子の成長を見守るような優しい気持ちで、
ゆっくりゆっくり織り上げました。

96年続いてきたこの伝統や技術を、またこの先へ。
「タオルで幸せを届けたい」
100年目を目指して私たちの挑戦は続きます。

 

TANGONOと〈今治〉


私たちの会社がある愛媛県今治市は、
日本国内最大のタオル産地。
全盛期には500社を超える工場で栄え、
120年の歴史を重ねる中で幾多のノウハウを蓄積してきたタオル産地です。

ただ、現在今治が、過疎化高齢化問題に直面しているのも隠しようのない事実。
身内でもなく、経験もない。

廃業を決めていたので、売上も取引先も0の中、挑戦でも掛けでもなく、
その歴史をただただその先へと繋げたいという強い想いの中、
株式会社丹後は平成27年7月7日に新たなスタートを切りました。

 

 

TANGONOと〈歴史〉

株式会社丹後の前身の会社は、
大正14年(1925年)にタオル製造業として創業。
以来90年以上、匠の技術をもつ熟練工が伝統を受け継いできました。

最新の設備は私たちの工場にはありません。
生産量も最新の高速織機には到底、敵いません。

しかし、熟練の職人たちが来る日も来る日も、
わが子の様に手をかけ、
愛情を注いでて使い続けてきた昔ながらの織機で織るタオルには、
高速織機で織られたものにはない、
やさしい風合いと肌触りがあります。

素材選びから、織り、染め、後処理に至るまで、
卓越した職人技が相互に協働する完結した産地だからこそ、
他に真似のできない新しいものづくりが可能となっています。

 

 

TANGONOの〈ものづくり〉

モノにあふれる時代だからこそ、
伝えたい思いがある。
私たちは使っていただく方の日常へ、
‘タオルでしあわせをお届けしたい’と
日々想いの伝わる「ものづくり」を信念としております。

私たちはそのものづくりの背景をしっかりと伝え、
“日本のものづくりをもっと身近に”
そして未来へとつなげていきたいと考えています。

 

 

TANGONOと〈社会〉

長い時間の中で育まれた技術や人を残し、
人々が健全に暮らし続けられる環境を再生すること。
これらは現在、〈ものづくり〉に関わる企業にとって
大きな課題となっています。

私たちはそれらの課題を真剣に受け止め、
未来のために、地球の自然環境を守る活動や、
持続可能な社会を保つ活動にも目を向けております。

私たちは「タオルと共にある彩り豊かな暮らしを提供し続ける」
という使命のためこれからも
「タオルの可能性を追い求めるためにできること」を、 ここ今治を中心に全国・世界へと活動を広げ、
継続して取り組んでまいります。